開口部の懸念事項をDAKOのサッシが解決します。
家全体の断熱性能を高め光や景色を家の中に取り込む、そんな快適な暮らしの重要な部分を担うのが窓(ドア)です。夏は外部から70%近くの熱が窓から侵入し、冬は屋内の50%以上もの暖房熱が窓から逃げています。屋根・外壁の面積と窓の合計面積比から考えると、窓から逃げる度合いの大きさが想像できます。建物全体の断熱性(省エネ性)を目指すなら、まず窓からといっても過言ではないかもしれません。
厳しい市場で技術を培ったDAKOのサッシ
省エネ先進地であるEU諸国の厳しい市場で技術を培ったDAKOのサッシは、厚さ4mmのガラス、18mmのガラス間のスペース幅、細かく区分けされた樹脂サッシのフレーム、断熱材を挿入されたフレーム※など、全ての部材において高いレベルを備えています。※いずれも「DPQ-82 THERMO」の特長。
DAKOのサッシは性能の認定を受けています
DAKOのサッシは、いくつかの試験認証機関からその性能の認定を受けています。
公正な性能比較の条件として、検査する窓のサイズが決められています。理由は、窓枠とガラス部分の断熱性能に差があるため、窓のサイズにより枠の面積とガラスの面積の割合が変化すると、窓全体の性能値が変化してしまうためです。
ガラス面の断熱性能が高い場合は、窓のサイズが大きくなるほど性能値が良くなります。
断熱性能
ガラスの複層化と詳細な仕様で窓の断熱性が向上、窓から逃げる熱を大きく削減します。
最近の一般的な高断熱サッシは、樹脂・木材のものがほとんどです。その中で複層ガラスの重ね数の違いや中空層の断熱ガスなど、選ぶ素材の違いにより断熱性能の高低が違ってきます。
また、枠・サッシの断面で確認できるとおり、細かく区切られています(チャンバー数:5~7)。細かく分割するほど断熱性能は高まります。上級の樹脂サッシではチャンバーに断熱材が充填されているものもあり、さらに断熱性能を高めています。
サッシの詳細な仕様と断熱性能比較
※熱貫流率は数値が小さいほど高性能です。LOW-Eは、輻射(窓からの採光と一緒に侵入または放出する熱の移動)を抑える仕様であることを示します。
空気の存在しない宇宙空間でも太陽熱が太陽系内の惑星まで到達するように、複層ガラス間のスペースの気体の性質にかかわらず、または真空であっても、熱は輻射(放射)でも伝わります。放射熱を抑え断熱性能を高めるには、ガラス間の距離を大きくすることが必要です。スペースの数と距離が断熱性能判断の一つの目安になります。
気密性能
DAKOのサッシはフレームの堅牢性とシーリングに優れています。
フレームの堅牢性は気密性能を左右しますが、DAKOのサッシは剛性を高めるためにさまざまな工夫を凝らしています。気密性能を高めるためのシーリング部も最低2点確保し、多いものでは3点【写真左】設けられています。さらにロック時にはしっかり押さえるプレス機構が施されているので、気密性能への対策も万全です。
さらに気密性能を確保しにくい横引きドアに対し、DAKOのスライディングドア(サッシ)は、ロック時プレスしながらロックするよう設計されています【写真右】。従来、窓の近くはどうしてもすきま風などで寒くなりがちでしたが、DAKOのサッシでは格段に改善されています。
結露防止
DAKOのサッシは人にも家にも悪影響がある結露の発生を抑制します。
結露が発生した都度のお掃除は大変なばかりでなく、湿気のある状態が一定期間継続すると、カビが発生します。カビの胞子は空気中を飛び交い、時間をかけて建物の部材を腐らせることもあります。カビが繁殖すると、これを餌とするダニの発生の源ともなってしまいます。
外気温0℃、室内温度20℃、湿度50%の条件のとき、一般的なサッシでは(9℃以下になってしまい)結露してしまいます。DAKOのサッシは、室内側サッシの表面温度を比較的高く保てる(例えばトリプルガラスの場合、通常16℃~18℃程度)ため、結露の発生が抑えられます。
遮音性能とガラスのバリエーション
ガラスの組み合わせ方で、よりご希望に近い機能を選択できます。
遮音性について比較する際は、ガラスの厚さ、窓の重さなどが参考になります。ガラスそのものの厚みがあり、ガラスの質量が大きなDAKOのサッシは、遮音性にも優れています。例えばDAKOの上級サッシは、ガラスの厚さが4mmと厚く、サッシ枠も厚い樹脂素材で構成されているため、高い遮音効果を発揮します。
豊富なガラスバリエーションの中からお選びいただけます
DAKOのサッシは、より希望に近い機能を選択できるよう豊富なバリエーションが用意されています。ガラスの組み合わせ方は次の組み合わせ例以外にも、遮光ガラス、遮熱ガラスなども含め、使い分けが可能です。
ガラスの組み合わせ例と機能
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暖かさと採光
- 3層ガラスの組み合わせ詳細:4/18/4/18/4
- 太陽光熱透過性:g=50%
- 採光透過性:Lt=70%
- 断熱性能:Ug= 0.5W/m²K
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セキュリティー
- 3層ガラスの組み合わせ詳細:6/14/4/14/44.4
- 安全クラス:P4
- 太陽光熱透過性:g=45%
- 採光透過性:Lt=69%
- 断熱性能:Ug= 0.6W/m²K
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暖かさとセキュリティー
- 3層ガラスの組み合わせ詳細:4/14/4/14/33.1
- 安全クラス:B2B
- 太陽光熱透過性:g=47%
- 採光透過性:Lt=70%
- 断熱性能:Ug= 0.6W/m²K
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遮音とセキュリティー
- 3層ガラスの組み合わせ詳細:44.2/12/6/12/6
- 安全クラス:P2
- 音響の絶縁体係数:強 Rw=39dB
- 断熱性能:Ug= 0.7W/m²K
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最大の省エネ
- 4層ガラスの組み合わせ詳細:4/12/4/12/4/12/4
- 太陽光熱透過性:g=33%
- 採光透過性:Lt=48%
- 断熱性能:Ug= 0.3W/m²K
セキュリティー
4辺に施された機構と、内開きという基本構造の強みがあります。
2つの開閉方向を持つドイツサッシは、蝶番とロック機構のセットを2組持っています。つまり4辺にロック機構が施されていることになり、悪意のある者の侵入は難関となります。また、基本内開きであるこのサッシは、主要機構部分が窓枠内側のサッシ枠の内部にあるため、屋外からはより手が届きにくい構造になっています。
窓での換気時に常時開け放しておいても安心なのが少しだけ内側に倒す開け方です。小さなお子さんの落下や、外部からの侵入者の心配もありません。
なお、この時の換気効率は横引き窓と同等であることが実験等で検証されています。また、網戸が必要な場合、外側に装着されるため窓の開閉に影響はありません。
可動部分は内側に隠れています
内開きのため、開け閉めの可動する窓枠は室内側に取り付けられています。また、窓の外枠自体も外壁に埋め込んで取り付けられるため、セキュリティー性は非常に高くなります。
サッシとドア
ガラスやフレームのほか、デザインやカラーバリエーションも豊富です。
DAKOのサッシは、機能面での選択はもちろんのこと、外壁とのバランスや室内の壁・部屋ごとの雰囲気などに合わせた選択もできるよう、サッシ(ドア)のタイプやカラー、デザインもさまざまなバリエーションが用意されています。
※掃き出し窓、ベランダドアなど、人が出入りできるサッシをドアと呼ぶ場合があります。
サッシ(ドア)例
サッシ(ドア)のタイプ例
サッシ(ドア)のカラー例
ドアのデザイン例
日本総代理店・ショールーム
ヴァルトはDAKOのサッシを直輸入直販しています。
DAKO社 日本輸入総代理店
株式会社ヴァルト
〒381-0022 長野県長野市大豆島5215-1 TEL.026-268-4355/FAX.026-221-2678 http://wald-inc.jp/
上田ショールーム
株式会社合津建材
〒386-0017 長野県上田市踏入 1-3-26 TEL.0268-22-3325/FAX.0268-22-3395 http://wald-inc.jp/service/dako/